ONEX’s blog

全ての人がコトを興せる社会を作る。ONE Xでは共創によって、皆さんの一歩踏み出す支援を全力で進めていきます。事業開発、投資、就活に関する情報を不定期で提供して参ります!

いよいよ大企業人材と地域企業が共創する時代へ!

こんにちは、ONE Xのりゅうです。今日は現在、流行ってきている副業・兼業に関する記事を書かせていただきたいと思います。2021年1月13日(水)にNPO法人G-net主催にて「ふるさと兼業勉強会」を開催いたしました。ONE Xはふるさと兼業の地域パートナー企業ですので、こちらの勉強会で発表の機会もいただきました。本勉強会では我々ONE Xの他の大企業での活用事例紹介もございました。今回は我々の発表内容を中心に語っていきますね。さあ、行ってみましょう!

 

 

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「おてつたび」の新規事業伴走支援

おてつたびは「お手伝い」と「旅」を掛け合わせた造語で、短期的・季節的な人手不足で困る地域の事業者と、「知らない地域へ行きたい!」 「仕事をしながら暮らすように旅したい」と思う地域外の人をマッチングするweb上のプラットフォームです。 今回は法人向けサービス開発に向けた事業伴走支援のご相談を頂き、ふるさと兼業のスキームにて、新規事業伴走支援を実施させて頂きました。民間企業からは大手航空会社の方、大手IT企業の方に兼業として入って頂き、これまで推進を進めてきました。推進における課題感としては、下記があったそうです。

 

・コロナの影響で既存サービスの対応に追われてしまっていた。

・近年副業解禁が進んでいる、かつ人材の数・質ともにインパクトのある大企業との連携との連携を進めていく上で、大企業とは今まで接する機会がなくニーズが不明確であった。また、ニーズ把握をしていくための人材も不足していた。

マーケティングリサーチ、デザインリサーチのノウハウが不足していた。

 

そこで大企業人材が兼業として入ることで「社会人向けおてつたび」実現のための取り組みを進めることになりました。たった3ヶ月弱という期間で、事業開発から引合企業の発見までを進めることができてきており、受入企業側からも感謝の声を頂くことができました。より多くの企業様に本サービスを導入して頂くべく残りの期間で我々も引き続き事業開発を伴走させて頂きます。

 

「双葉商事」の新規事業伴走支援

世界でも有数のカシミア認定工場である深喜毛織をルーツにもち、創業74年となる双葉商事。素材の特徴をどこよりも熟知している私たちだからこその強みを活かし、老舗海外ブランドとの提携、異なる商品ジャンルへのODM、自社ブランドの確立など、常に新たな分野へ挑み続けてきました。今回は双葉商事として新ブランド立ち上げの取り組みをふるさと兼業のスキームで取り組むことになりました。民間企業人材からは大手総合電機メーカー、人材企業に兼業として参画頂きました。ONE Xの青木が質問をしつつ、受入企業の深井さん、兼業人材の黒田さんから下記のような気付きコメントを頂くことができました。

 

青木:受け入れ企業側の気づきはいかがでしたか?

深井:今回は、非常にスキルフルな人材とプロジェクトを共にすることができた。地域企業で採用活動を進めたとして、なかなかスキルの高い人材に振り向いて頂ける機会が少なかった。今回は兼業としてプロジェクトベースで関わっていただくことで想像を大きく超える成果を生み出すことができた。たった三ヶ月で商品ページのローンチまで進めることができたのは驚きだった。兼業人材・ふるさと兼業の皆さんには感謝している。

 

青木:大企業で働きながら、どうして兼業をしてみたいと思いましたか?
黒田さん:大企業ではどうしても分業化があり商品の企画から伝えるところまでを一貫できるような仕事が少ないので、それを実践したかった。また他業界で自身のスキルを生かすことをしたかった。

 

青木:双葉商事さんの案件を見て、どのような形で貢献できると思いましたか(特に本業での経験をどのように活かせるかという観点で)?

黒田さん:エンドユーザーに伝わるように企画や表現をすることや、D2Cビジネスモデルの調査・分析やSNS運用の経験があるので、今回のCULPLANDをどう伝えていくか、整理して表現・発信するところで貢献できると考えていました。

 

青木:兼業をしたことによって、本業にも良い影響などはありましたか?
黒田さん:商品の企画からローンチまでのスピード感や、フットワークの軽さを痛感し、本業の仕事でも待ちの姿勢ではなく自ら動く、ということをより意識するようになりました。また、本業で調べていたことが兼業でも生かせましたが、逆に兼業により調ベていたことが本業でも生かせるという相乗効果がありました。

 

本勉強会にご参加頂いていたリクルートワークス研究所古屋さんからは、

 

「双方にとって、非常にコストパフォーマンスがいい取り組みですね」

 

とコメントをいただくこともできました。

  

これからは就職・就社から就プロジェクトへ移行していくとも言われています。ぜひふるさと兼業を通じてプロジェクトベース、想いへの共感ベースで仕事が進んでいくような環境が構築できればと考えております。引き続きONE Xとしてもこのような活動を強力に推進していきたいと思いますので、応援の程宜しくお願いします。ご興味ある方はぜひふるさと兼業のホームページを覗いてみて下さいね。

furusatokengyo.jp