ONEX’s blog

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これだけ読む!! Futubull使いこなしマニュアル

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こんにちは、ONE Xのりゅうです。今日はclubhouse仲間ナスダッコさんのご要望を受けて、中国の銘柄分析アプリFutubullについて紹介させて頂きますね。最近、色々あって疲れまくっていましたが、約束しちゃったので、勢いで作りました。

 

少し解説の部分が粗々な部分があるかもしれませんが、ご容赦ください。チャートの見方や分析手法については解説していませんので、著名なインフルエンサーの皆様の解説等をご覧ください。あくまでツールの使い方解説ブログとしてご理解いただき、読んで頂けると幸いです。そんなの興味ない!って方はご放念ください。ナスダッ子さんにご興味ある方はこの機会にフォローしてくださいね。有益な情報を発信してくれます。

 

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■そもそもFutubullってどんなアプリ?

FUTU(富途)は中国版ロビンフッド(ロビンフッドに関するブログ記事はこちらとも呼ばれる中国系のデジタル証券会社であり、ウェルス系のプラットフォームを提供する事業者です。彼らは、投資体験を変革すると謳っていて、驚くほどに素晴らしいUIの証券アプリを提供しています。2019年3月8日にナスダックに上場。アプリ上では、株式取引と決済、資産管理、市場データ分析などの機能を備えています。

 

「え?証券口座を新たに開かないといけないの?」

 

と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、その必要はありません。アプリではSMS認証を採用しているので、それぞれの電話番号登録は必要になります。その点についてはご留意ください。また、本ブログはFutubullの使い方を説明するものであり、アプリ自体を推奨するものではないことについてもご理解ください。

FUTUの代表的なアプリケーションはFutubullとmoomooです。私はFutubullの方が使いやすいので、ここからはFutubullの説明を進めていきますね。

 

■Futubullのアプリダウンロードと初期設定(スライド❶と対応)

FUTUはiOSでもアンドロイドでもアプリを提供しています。FUTUと検索すれば出てくると思いますので、各自ダウンロード下さい。はじめに電話番号を入力して、認証コードを入れる作業が必要になってきます。ここは解説から省きますが、なんとかクリアしてください。笑

 

さて、ダウンロードいただくとはじめは中国語設定になっていると思います。中国語を読める方はそのままの設定で問題ないかと思いますが、私は英語しか読めないので、英語設定に切り替えます。日本語設定は残念ながらないので、その点についてご容赦ください。英語読めない人でも大事な用語を覚えてしまえば、使えると思います。どうしても覚えられない人は片手にDeepL翻訳やグーグル翻訳を持っておく様にしてみてください。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

 

まずは、アプリ上の下段にある人型のタブをタップします。すると画像Aのような個人アカウントの画面になります。そこで右上の歯車のマークをタップすると画像Bの画面に移行します。下から5番目のところに「通用」と書かれていますので、そこをタップすると、言語を「中文→英語(English)」に切り替えることができるようになります。タップして、右上の青いボタンを押しましょう。これで言語設定は完了です。

 

■債権利回りを容易に確認できるようにしておく(スライド❷と対応)

株式投資をする上で、常にチェックすべきは債権利回りですよね。その理由などは他インフルエンサーや株式投資本などを読んでください。Futubullアプリで一つ設定をいじっておけば、この債権利回りが容易にチェックできるようになります。画像Dのように皆さんにアプリ画面の一番上の部分に「Watchlists, Markets, ~~」と並んでいると思います。

 

デフォルトでは「Watchlists」に設定されているので、「Market」をタップします。すると、画像Dのような画面になるはずです。ここでDOWやナス、SP500の指数チェックも可能です。そして、画像Dの右の赤丸のところにハンバーガーマークがあります。これをタップしてください。すると画面Eのような画面に遷移します。画像Eの赤丸のEDITというボタンをタップするとその下にあるものをドラッグアンドドロップで移動できるようになります。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

「Bond」というのが債権利回りのタブなので、「Bond」を左上に持っていきましょう。そして、DONEボタンを押します。これで画像Fの画面がデフォルト表示されるようになるはずです。ここでは、10年債利回りの他、30年、7年、5年などの利回りも確認することができます。それぞれをタップすると画像F'のようにテクニカルチャートも確認することができるので、債権利回りのモメンタムなども確認することが可能です。


■米国・香港市場をチェック(スライド❸と対応)

次に米国・香港市場の確認の仕方を解説します。先程の債権利回りと同じく、画像Gの一番上のタブの「Markets」というところをタップします。すると、「US, HK~~」というタブが出てくるのでそれぞれをタップしてみましょう。ダウ、ナス、SP500がチェック可能です。

 

それぞれをタップするとテクニカルチャートが表示されるので、そちらもぜひ併せてチェックしてみてください。下にスクロールしていくと「Industry」というボタンが出てきます。「Details」をタップすると画像Hの様な画面になり、今一番ホットな業種が表示されますね。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

 

今はウランがトレンドですね。次に画面戻っていただき、下にスクロールすると「Hot Stocks」というものも出てきます。それをタップすると画像Iのようなものが出てくると思います。一番ホットな銘柄をチェックする場合はこちらをご覧ください。香港株も同様の仕様になっているので、別途ご確認ください。

 

■ウォッチリストを作成する(スライド❹と対応)

債権利回り、指数のチェックのあとは銘柄チェックですね。Futubullでは他のアプリ同様にウォッチリスト作成機能があります。まずはお好みのウォッチリストを作っていきましょう。「Watchlists」 タブの状態で画像Jの赤丸のところにあるハンバーガータブをタップしてみてください。すると画像Kのような画面になると思います。そこで下の赤丸の+ボタンをタップします。すると画像Lのような画面になり、自分自身のお好みの名前でグループを作成可能です。日本語も対応しています。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

グループを作ったら、画像L'のように左したに「Add Symbol(銘柄追加)」というボタンが出てくるので、自分の好きな銘柄のティッカーシンボルを入力いただき、「Add(追加)」ボタンを押してください。これを繰り返すことでお好みのウォッチリストを作成することができます。それぞれのウォッチリストのタブ位置が気に食わないところもあると思いますので、その変更方法も解説します。

 

画像Kの赤丸のEditボタンを押してもらい、ドラッグ&ドロップでタブ位置を自由に変更してください。私は保有銘柄リストを一番左上に持ってきています。私の場合、タブが死ぬほどできているので、ちょっと一度整理する必要がありそうです。笑

 

■銘柄を分析する -会社概要&主要株主を確認-(スライド❺と対応)

債権利回り、指数、ウォッチリスト作成の次は、いよいよ銘柄分析ですね。米国株の場合、IPO銘柄など中心に聞いたことない企業と出会すことが多いと思いますので、私は必ず会社概要と主要株主をチェックしています。まずはそこの確認方法からいきましょう。まずは自分の好きな銘柄をタップしてください。

 

「Quotes, Comments, News~~」などタップがあると思います。これを右にスクロールしていくとSummaryというタブが出てきますので、これをタップしてください。すると画像Mのような画面になります。

 

「Company Overview(企業概要)」というところをタップすると、会社名や設立年、CEOの名前、企業ウェブサイトURL、企業プロフィールが表示されます。ここからまずは企業ホームページなどに行って、企業概要を確認しましょう。ちょっとやばい銘柄はサイトがちゃんとしていないこともあるので、それを含めて確認です。時間がある方は、直近のクオータリーレポートも読んでしまいましょう。さて、アプリに戻ってきていただいて、カンパニープロフィールが英語なのですが、長押しするとコピーできるので、それを使って翻訳機にかけましょう。笑 企業プロフィールを日本語で読むことができるようになります。これでどんな企業なのか、強みは何なのかについてざっくり掴む様にしましょう。画像Nのよう「Related ETF」を見れば、この銘柄が何のETFに組み込まれているかもわかります。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

次は「Summary(サマリー)」に戻っていただき、下にスクロールしてみてください。画像O「Shareholder Statistics(投資家比率)」を確認します。「Major, Regional, Type」と分かれているので、「Major」を確認します。誰が筆頭株主で誰が主要株主なのかが確認できます。テスラの場合は、イーロンマスクが17.22%所有ですね。私は創業者やCEOが筆頭株主になっている株を優先的に選びます。これは長期で投資する場合もスイングで投資する場合も同様です。創業者やCEOが株主の方が、安心感がありますし、事業にフルコミットしてくれそうですよね。逆によくわからないVCや機関投資家が筆頭株主の場合は、経営者の意志とは反する意思決定をさせられる可能性もありますし、事業が拡大してもCEOはキャピタルゲインを多く得られないことになりますので、モチベーションにも関わると思っています。

 

一つ下のところで「Shareholder List(投資家リスト)」も確認できるので、そこでもう少し詳細を確認しましょう。IPO銘柄などについては、セコイアなどの有名VCや騰訊などの有名CVCが入っているかどうかも確認します。有名VCが投資してIPOまで来ているということは相当イケている可能性が高いと思いますので、そこはよくチェックしています。そんな感じです。

■銘柄を分析する -決算情報を確認-(スライド❻と対応)

企業概要が確認できたら、次は決算情報をみます。「Financial」というタブがあるのでタップしてみてください。すると「Revenue Composition」というタイトルが出てきますのでそこから確認していきましょう。画像Pのように2つタブがありますね。

 

「Business」タブはどんな事業を何割くらいやっているのかということです。テスラの場合はオートモーティブ事業が94%でエネルギーマネジメント事業が6%ですね。今後、エネマネがどのくらい伸びてくるのか注目ですね。「Region」というのが国別の売上です。今は米国が48%で、中国が21%くらいまで伸びてきていることがわかります。右側に日付が記載されていると思いますが、これをいじると過去の売上比率が全て確認できます。昔は何にどこの地域に力を入れていて、今は何に、どこの地域に力を入れているのかが一目瞭然です。これ、かなりよくみているので、皆さんもぜひ活用してみてください。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

次に下にスクロールすると画像Rのような画面になります。Key Indicatorsを確認することができます。テスラはメーカーなので、EPS、フリーキャッシュフロー、ROEなどが重視すべき指標だと思います。ROE(自己資本利益率)タブをご覧頂くとめちゃくちゃ改善されてきていることがわかります。Q2の伸びがえげつないですね。資金効率が超改善してきているので、事業としても健全化されてきていることがわかります。

 

次は画像R「Financial Estimates」と確認してみましょう。「EPS、Revenue、EBIT」のアナリストコンセンサス予想と実績の推移を確認することができます。決算でまず確認する指標ですね。ここを見ればすぐわかりますので、Yahoo!ファイナンスなどのサイトにいちいち行く手間が省けました。beatし続けている企業が良い企業(アナリストと財務がコミュニケーション取れている)と判断できますね。

 

B/Sやキャッシュフローも画像Sのように確認することができます。これは事業内容によっては超大事になってきますので、ぜひご活用ください。一応、Futubullアプリでもある程度決算情報は確認できますが、時間があれば、クオータリーレポートやコール、S1(≒上場目論見書)くらいは長期投資するなら読んでおきましょうね。S1とか枚数多くてテンション下がりますが、ヒントいっぱいあるので。

 

■銘柄を分析する -割安・割高を確認-(スライド❼と対応)

企業概要と決算情報をざっくり理解した後は、現在の株価とのバランスを見たくなると思います。結局、みんな儲けたいので、ここが一番気になるところかと思います。社会に説法なことかもしれませんが、企業概要や決算情報を読んでからでないとビジネスモデルも把握できないし、PSRとかの指標も使い物にならないので、企業情報と決算情報を読んだ後に銘柄分析をすることをお勧めします。

 

画像TではDaily Short Volumeを確認できます。直近でショートが増えていると注目を集めている状態だと思いますので、ボラティリティが高くなると思います。これは他指標と合わせて確認しておきましょう。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

下にスクロールして行っていただくとFutubullのアプリが反省する買われすぎなどのメーターがあります。参考程度にみておきましょう。さらに下に行くと、画像U「Morphological Interpretation」というタイトルにたどり着きます。これは、ブリッシュパターンに入っているのか、ベアリッシュパターンに入ってきているのか、ボリンジャーバンドや過去のヒストリカルデータ等の要素をみて傾向を見せてくれるので、参考にしています。

 

次に見るのは画像Vの皆さん大好きPSR・PER・PBRですね。英語圏ではPS・PE・PBというらしいです。これは私も米国株を始めてから知りました。それぞれの時間軸の推移を含めて一発で確認できますので、私は一番よくみている画面かもしれません。

 

さらに下にいってもらうと画像Wのアナリストのターゲットプライスと現在株価の推移を確認できます。これもPSR・PER・PBRと並んでスイング時はよくチェックしています。なんだかんだ(金融という意味で)その道のプロの人たちがバリュエーションを判断しているので、それなりの根拠があるはずと思い、基本的には参考にしています。金融のプロの人たちもテクノロジーやスタートアップのプロであることは少ないと思っているので、長期でみるときは、金融マン的にはこうやって判断するだろうけど、彼らが見落としているところってどこやろう?と考えて、自分なりの目標株価設定をしています。この辺は皆さんの自分流があると思いますので、色々試してみてください。

 

■銘柄を分析する -チャートを確認-(スライド❽❾と対応)

私が最後に確認するのがチャートです。Futubullのアプリでは日足、週足など結構自由にチャート分析をすることができます。一部紹介していこうと思います。まず、QuotesタブのIntraday, 5D, 1D, 1W~~などタブがあるところの右にあるハンバーガーマークと歯車マークの合わせみたいなやつをタップしてみてください。

 

すると、画面Xのようなモーダル(ポップアップみたいなやつ)が出てきます。これでまずは「Similar Charts」というアイコンをタップいただくと画面Yのような画面が発生して、テスラとチャートパターンが似ている銘柄を確認することができます。相関のある銘柄ってどこら辺かな?というのを見るときに軽くみてます。

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

次に皆さんの画面はデフォルトだとMAの線が沢山ある状態かと思います。「線多すぎてみえへんやん」と思われると思いますので、線の消し方をお伝えしますね。画像Xのモーダル画面に戻っていただいて、赤丸のChart Settingというところをタップください。すると、画像ZのIndicatorsというのがあるので、それをタップ。画像AAのMA Moving Averageというのが出てくると思いますので、それをタップ。すると、インディケーターの表示をいじることができるようになります。

 

私の場合は、10MA、20MA、50MA、200MAしかみないので、画像ABの通りそれ以外はチェックを外しておきました。皆さんも普段見られている平均戦のみ表示させていただければと思います。Indicatorsの中では、MACDやRSIの数字もいじることができます。MACDは12,26,9がデフォルトだと思いますが、私は8, 18, 6で見ることが多いので、それに合わせています。皆さんの好みに合わせてご覧ください。

 

「Quotes」の画面に戻ってください。MAとかMACDが変更されていることが確認できると思います。チャート自体を出したくないこともあると思いますので、皆さんチャート下にある、「MA, BOLL, EMA, SAR~~, PER, MACD,~~」とところのタブで使うものだけタップします。するとそれ以外は消えますので、自分好みに設定してみてください。

 

またハンバーガー&歯車マークをタップしてみてください。画像Xの画面になると思います。「Position Cost」というボタンを押してみていただくとスライド❾画面Uにあるような感じになると思います。これはマジで優れものでして、それぞれが今含み損なのか、含み益なのかを確認することができます。私は基本的には、含み損が多い銘柄は上値が重たくなりやすいと判断しているので、上値が軽そうな銘柄を探すときに利用しています。右下の「Profit Ratio」というところをみると何%の人が含み益かも確認できます。またチャートの画面を押して、横にスライドさせると「Position Cost」の時間推移もみることができます。これも超便利な機能ですね。

 

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Futubullアプリのスクショをベースにりゅう作成

 

画面Xのモーダル画面に戻っていただき、「Draw」というボタンを押してみてください。画面Tのような画面が表示されます。そこでトレンドラインを引いたり、ヘッドアンドショルダー、フラグパターンなどを簡単に書く機能もありますので、それで定石のテクニカルに近いのか、そうではないのか、を確認することができます。

 

■最後に

なかなかブログでアプリ解説するのって難しいですね。Futubullを使いこなして、投資や事業の学びを深めていただく人が1人でも増えたら良いなと思っています。ご提案いただき、ブログ投稿のために頑張る機会を頂いたナスダッコさんには改めて感謝です。ブログだけでは伝えきれない部分もありましたので、カピバラさんとご一緒させて頂いているclubhouseの米国株実況ルームでもちょいちょいFutubull解説は入れていきたいと思いますので、またclubhouseも遊びに来てください。次にいつclubhouseイベントやるかについてはカピバラさんをフォローいただき、投稿確認してくださいね。

 

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※本ブログは特定の銘柄を推奨するようなものではございません。

※株式投資は自己責任にてお願いします。