こんにちは、ONE Xのりゅうです。今日は先日決算のあったマイクロソフト($MSFT)の銘柄分析をしていきたいと思います。さてさて。
Q .マイクロソフトの創業者と現CEOって誰?
最近だとマイクロソフトの創業者を知らないって人もいらっしゃる様なので、創業者から解説していきたいと思います。創業者はビルゲイツですね。Wikipediaによると、
ウィリアム・ヘンリー・"ビル"・ゲイツ3世(William Henry "Bill" Gates III、 1955年10月28日 - )は、アメリカ合衆国の実業家、慈善活動家、技術者、プログラマー、作家。マイクロソフトの共同創業者兼元会長兼顧問、ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同創業者兼共同会長。カスケード・インベストメント共同創業者兼会長、コービス共同創業者兼会長、bgC3共同創業者兼会長、マイクロソフトリサーチ共同創業者兼会長、テラパワー共同会長、リサーチゲート共同創業者兼名誉理事長。称号はイギリス女王より名誉騎士(名誉大英勲章ナイト・コマンダー)、旭日大綬章、立教大学及び早稲田大学より名誉博士を贈られている。シルバー・バッファロー章、アメリカ国家技術賞、メアリー・ウッダード・ラスカー公益事業賞、ジェファーソン公共サービス賞、テック・アワード、大統領自由勲章も贈られている。
とんでもない経歴ですね。世界で最も普及したコンピュータOS(MS-DOS、後のWindows)を開発した人として有名ですね。当時、MS-DOSはMacintosh OS(アップルのOS)にはGUI(グラフィックのインターフェイス)で見劣りしていましたが、1990年代に改善を重ねて対等にみえるものまで仕上げていったと言われています。当初採用されたIBMのPCだけでなく、色んなメーカーのPCで動作するOSを作ったことがアップルとの差を生んだともいえそうです。現在のCEOはインド人のサティア・ナデラですね。マイクロソフトを再び世界一にしたCEOとして有名です。2000年代にiPhoneが発売されてから、スマホ領域でハードウェアやOSのシェアを取り逃がしてしまっていました。そこで、ナデラCEOがiPhone OSやアンドロイドOSに合うアプリケーションを発売し、Microsoftのサービスは複数のデバイスでシームレスに使用できるものにしていったことで、再びユーザーの体験を向上して時価総額も回復。現在はHoloLens関連のハードウェアやOSへの投資も加速しており、直近はゲーム会社大手のアクティビジョンブリザードの買収も行っています。世界的にシェアが高いのはTeamsなどを有したMicrosoft Azureシリーズでしょう。
Q .マイクロソフトの事業概要って?
これはFutubullのサマリーの日本語訳ですが、
Microsoft Corporationは、世界中のソフトウェア、サービス、デバイス、およびソリューションを開発、ライセンス供与、およびサポートしています。 その生産性とビジネスプロセスセグメントは、Office、Exchange、SharePoint、Microsoft Teams、Office 365のセキュリティとコンプライアンス、Skype for Business、および関連するクライアントアクセスライセンス(CAL)を提供します。 Skype、Outlook.com、OneDrive、LinkedIn。 およびDynamics365は、組織および企業部門向けのクラウドベースおよびオンプレミスのビジネスソリューションのセットです。 そのインテリジェントクラウドセグメントは、SQL、Windows Server、Visual Studio、System Center、および関連するCALのライセンスを取得します。 開発者にコラボレーションプラットフォームとコードホスティングサービスを提供するGitHub。 クラウドプラットフォームのAzure。 また、Microsoftサーバーおよびデスクトップソリューションの開発、展開、および管理において顧客を支援するためのサポートサービスおよびMicrosoftコンサルティングサービスも提供します。 マイクロソフト製品のトレーニングと認定。 そのよりパーソナルコンピューティングセグメントは、WindowsオペレーティングシステムのWindows相手先ブランド供給(OEM)ライセンスおよびその他の非ボリュームライセンスを提供します。 Windowsオペレーティングシステム、Windowsクラウドサービス、およびその他のWindowsコマーシャル製品のボリュームライセンスなどのWindowsコマーシャル。 特許ライセンス; Windows Internet of Things; およびMSN広告。 また、Surface、PCアクセサリ、PC、タブレット、ゲームおよびエンターテインメントコンソール、およびその他のデバイスも提供します。 Xboxハードウェア、Xboxコンテンツおよびサービスを含むゲーム。 ビデオゲームおよびサードパーティのビデオゲームの使用料。 および検索(BingおよびMicrosoftの広告を含む)。 OEM、ディストリビューター、および再販業者を通じて製品を販売しています。 そして、デジタルマーケットプレイス、オンラインストア、小売店を通じて直接。 Dynatrace、Inc.、Morgan Stanley、Micro Focus、WPP plc、ACI Worldwide、Inc.、iCIMS、Inc。とのコラボレーション、およびAvaya HoldingsCorp。とwejoLimitedとの戦略的関係を持っています。 マイクロソフトコーポレーションは1975年に設立され、ワシントン州レドモンドを拠点としています。
事業領域も超拡大していて、世界のインフラといった印象ですね。
商品カテゴリをFutubullでみてもマンモス会社ってよくわからないですね。Githubもマイクロソフトが買収していたんですね。衝撃。
Q .マイクロソフトの競合優位性とは?
もう既にアップルと並んで世界一を獲り合っている企業なので、競合優位性を上げ出すとキリがないですが、個人的に印象的なのは企業の業務インフラに食い込んでいること、そしてマイクロソフトを支える代理店網ですね。正直言って、ZOOMに比べてTeamsは使いづらいですし、One DriveはGoogleドライブに比べても使いづらいのですが、企業の既存ツールとして入り込んでいて既存のオペレーションになっているので、高い参入障壁が築かれている印象です。一昨年にZOOMが流行っていましたが、スケジュール機能を押さえているTeams&Outlookを活用して、スケジュールと同時にTeamsのURLが発行されるようにしたことで、ZOOMの入る余地をなくしていくような戦術も行いました。既に使い続けているツールを入れ替えるのは大企業の場合、大きな労力を有するので、なかなかマイクロソフトの基盤がゆるいでいないのが現状だと思います。
Q .マイクロソフトの直近の決算は?
マイクロソフトの直近決算は売上、EPS共にBeatですね。EPSについては予想EPSよりかなりBeatしている状況です。GAAPの商品別をみるとDynamics 365というサービスが劇的に伸びていますね。これは何のサービスなんでしょうか?
Dynamics 365 Sales (営業支援/CRM)
Dynamics 365 Marketing (マーケティング)
Dynamics 365 Customer Service (カスタマーサービス)
Dynamics 365 Field Service (フィールドサービス)
Dynamics 365 Operations (プロジェクトオペレーション)
Dynamics 365 Finance (ERP)
Dynamics 365 Commerce(流通/小売)
Dynamics 365 Human Resources (人材管理)
上記サービスの総称のようです。CRMや人材マネジメントツールなどを含む領域の様です。SalesforceやSAP、Hubspotなどの領域に殴り込みにいっている感じですかね。YoYで45%成長とのことなので、凄まじい勢いです。Azureも46%成長ということでとんでもない伸びを記録していますね。Linked Inも37%成長。時価総額300兆円のグロース具合です。これは今後も期待できそうですね。材料インフレ、賃金インフレがあり、マイクロソフトの決算に影響などが出ているか心配していましたが、そこまで心配する必要はなかったみたいですね。ソフトウェアベースの企業はインフレにも強いですね。
最後に。マイクロソフトは世界一の時価総額にも関わらず、まだまだ成長し続ける企業として改めて認識できました。IT企業の中ではかなり老舗で、シリコンバレーカルチャーとは遠い印象もありますけど、意外と成長し続けていますよね。やはり磐石なセールス網と戦略的なM&Aなどが上手くいっているのでしょうか?この辺、企業カルチャーなども含めて非常に気になりました。別の機会にリサーチしてみたいと思います。