ONEX’s blog

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CHANGE応募応援企画第1弾 譲れない想いをカタチにするにはに参加してみた

 

出展元:ONE JAPAN facebookページより

 

こんにちは、ONE Xのしゅんです。本日は5月31日に行ったCHANGE by ONE JAPANの講演内容について特に印象に残ったポイントをテキストアーカイブとしていこうと思います。伊藤羊一氏、麻生要一氏のお2人の原体験に迫るセッションでしたので、ぜひこの機会に読んでいただけると嬉しいです。

 

「譲れない想いの引き出し方」伊藤羊一氏

「changeしてchallengeしよう!」

伊藤さんからの一番のメッセージは「changeしてchallengeしよう!」。踏み出すと失敗することもあるけれど、やっていると友達が増え、仲間が増え、ネットワークが広がるのだそうです。

 

時代の変化とデジタル時代の変化のスピード

世界は急速にどんどん変わっており、デジタル時代がさらにそれを加速させています。コロナ禍でリモートの授業のやり方を教えてほしいっていう教育現場から伊藤さんが声をいただいた時に「そのリモートのやり方のセミナーをやろう」と発案してから企画して5日で1000人のイベント参加を集めることができたそうです。デジタル時代はインターネットが全てを繋いでいるから、そのスピードを加速させています。

 

だから、これからは自分たちで問いを立てて、話して、決めて、ビジネスを作っていく世界になっていくとおっしゃっていました。



「社内起業家にWILLは必要なのか」麻生要一氏

新規事業は誰でもできる。

麻生が仰るには、新規事業というのは特別な才能が必要な訳ではないのだそう。誰にでもできる。そして全てのサラリーマンは社内起業家として覚醒できるとのことです。例えば、営業。名刺交換・アポ取り・商談・プレゼンテーション・条件交渉・クロージング。こういった一つひとつの階段が営業に限らず大企業のあらゆる既存職種にあります。同じように新規事業も正しくやればできるようになるのだそうです。

 

そして新規事業にもっとも大切なもの。それは確認事例調査会議資料&社内上司先輩競合。この組み合わせの作業は新規事業をやっていく上で「全部いらない」とのことでした。必要なものは「仮説を顧客のところに持っていく。顧客の言ったことに基づいて仮説を修正する。この回転。この回転だけに集中することが新規事業をやる上で重要。」とのことです。

WILLははぐくむもの。

また、新規事業で気をつけなればいけないのは、「後の段階ですべきことを前の段階でやってはならない。」とのことです。そこでWILLが必要なのです。なぜなら世界を変えた人はみんな持ってるからです。WILL、言い換えるとビジョンやありたい姿。でも、それを見つけるのが難しいのです。しかしながら、麻生さん曰く、心配する必要はないとのことでした。それは、新規事業として成功するWILLは「発見するもの」ではなく、「はぐくむもの」だから。初めは小さな関心・興味・共感でいいのだそう。それを持って現場と本場にいく。そしてその現場で抱いた気持ちを誰かに話す。このサイクルを回すことによって、小さな興味が大きなWILLに育まれていくそうです。

「まずは言う。」

また、麻生さんが繰り返しおっしゃっていた「まずは言う。」「まずは誰かに話す。」このことが新規事業をやっていく上でWILLをはぐくむ上で重要みたいですね。そうやって言うことで、熱い想いを持った人同士がくっつき合うのです。また、言わないで頭の中で蠢いているだけの状態は考えているのではなく悩んでいるのです。自分がその話にその時興味を持っていなくても、色んな人とそのことについて話すのが大事。麻生さん曰く、「15人ぐらいと話したら誰かしらそういう話を持ってくる人に出会えるから」とのことです。

 

質問タイムで「仮説を持って顧客のところにいく、そして仮説を修正する」この回転の話が出た際に、最初は色んな顧客のところに行って顧客層がある程度定まってきたらそこでどんどん回すのが重要とおっしゃっていました。そして最初はアクションとか考えなくていいとのことです。「まずは、口に出して人に話すだけ。」でいいとのことでした。

 

新規事業の相談が来た際に、伊藤さんと麻生さんが気をつけていること。

伊藤氏「相槌だけ打ってとにかくその人にたくさん喋ってもらう。答えを言わない。」

麻生氏「悩み相談で来るけど、ほとんど悩み相談じゃない。やったら?しかない。」



パネルディスカッション「企業内で想いを実現するために必要なこと」

前半では麻生さん、伊藤さん、田中さんのWILLを、後半では参加者のみなさんの背中を押す話し合いが行われました。

麻生さんがアルファドライブを作った理由。

まず麻生さんがアルファドライブを作った理由です。リクルートに勤めていて社内起業プログラムの担当だった時、リクルートが上場し大企業病になっていった時期だったのだが、その中でその人たちに火をつけて新規事業をやらなければいけなかったのだそう。その時に「目が変わって変わっていく社内起業家をいっぱい見た。」とのこと。社会課題に当事者たちの現場に立ち会って、覚醒していく社内起業家を浴びるように見たのが、麻生さんがアルファドライブを作った原点になったそうです。

創業時と今のWILL。

今はもうWILLとかではなく、もうやって実現していってることだから次は0から1にしたものをグロースさせるためにはどうやったらいいかなというところに関心がいっているとのことです。

伊藤さんが武蔵野大学でアントレプレナーシップ学部を立ち上げた理由。

次に伊藤さんがなぜ武蔵野大学でアントレプレナーシップ学部を立ち上げたのかについてです。日本を元気にというのが一番の理由なのだそう。伊藤さん自身20代の頃メンタルがやられていてダメダメだったそうですが、その後転職先のヤフーで「フリーでフラットでファンな世界」というのを掲げていていいなと気付いたそうです。

最後にこのプログラムの二期参加者の田中さん。一年前と比べての感想です。

田中さん、

「自分たちで変えられるということに気付かされた。」

「権限を持っていない身で世界を変えられるということに気付かされた。」

 

自分の価値観と他人の価値観

伊藤さんが「他人から与えられたテーマでサラリーマン仕事で成功するのか。」と言う問いに麻生さんが「全員が新規事業やらなくていい。会社に熱量かけられるならそっちやって全然いい」とおっしゃっていました。

 

要するに、熱量をかけられるのであれば、どちらでもいいけど、今やってる他人の価値観から生まれたサラリーマン仕事に熱量をかけられないなら、自分のやりたいこととか新規事業をやったらいいのではないかという提案でした。

参加者に向けて、CHANGEエントリーへの後押し

麻生さん「白紙でいいから出してほしい(笑)」

伊藤さん「できなかったら途中でやめたらいい。会費もない。ここまで言って「そう問われているあなたはどうしたいのか。」ということを問いかけている。」

麻生さん「出さなくていいから動画撮るだけやってみてほしい。」

CHANGE事務局濱本「いや出してほしい(笑)」

 

最後に一言。

田中さん「迷っている人、知りたい人は相談会あるので、後押しするから参加してほしい。」

麻生さん「やる気ある人に向けて。必勝法を教えます。エントリーシートに書く内容を顧客のところ20人ぐらい行ってヒアリングしてきてほしい。通る。3人ぐらいでも通る。内容は雑でも通る。ヒアリングしたかどうかだけが大事。それをやれば誰でも通る。」

伊藤さん「麻生さんのおっしゃってた、まずは20人30人に聞いてみて、どんどん一個一個回していくと。それを回す力がWILL。」

 

CHANGE事務局濱本さん「自分のキャリアを振り返っても麻生さんと伊藤さんのお二人には感謝しかない。こういうイベントを通じて自分のようにみなさんも一歩踏み出してほしい。」

 

PART1を終えて、筆者の感想

このCHANGE応募応援企画の話を聞いて筆者が学んだのは、新規事業はちゃんと正しくやれば誰にでもできて、仮説と顧客の回転を回してそれに集中するだけでいいということです。その段階でWILLをはぐくむと。

 

また、人は変わりたい気持ちと今のまま現状維持をしたいという気持ちが両立してしまうことも理解しました。やりたいとは言うけど、やらない人が多いのはそういうことなのだと考えました。つまり、行動を選択をする際に、同じ指標で比較して判断したいのにベクトルの種類が全く異なるとそういった気持ちの両立が起きるのだなと考えました。







PART2

前回の参加者で受賞者の田中さんから

「迷っているなら絶対にやれ」

興味がある人に向けて、「迷っているなら絶対にやれ」とのことです。現在もマルホ株式会社に勤務する田中さん。なぜ参加してよかったかというと、「自分自身の力で全くのゼロから課題を解決できるようになるから。」だそう。

 

一歩踏み出すための環境

CHANGEの参加者は100名おり、100名が仲間。そして毎週日曜に3時から6時までウェビナーをやっていてマインドセットやスキルを習得できる環境が整っているとのことです。また、プロメンター陣も100名ほどいて、主要メディアからの掲載によるプログラムの後押しもあるとのことです。そして実装に向けて手厚いサポートもあるとのことです。

PART2を終えて、筆者の感想

CHANGEには変える環境が整っていて、あと応募するかどうかは自分が変わりたいかどうかだけだと考えました。固く考えず、ぜひ気軽に応募してみても良い、応募することで次の一歩を踏み出せる可能性は十分にあるなと思いました。

 

ライター:濱本舜也