ONEX’s blog

全ての人がコトを興せる社会を作る。ONE Xでは共創によって、皆さんの一歩踏み出す支援を全力で進めていきます。事業開発、投資、就活に関する情報を不定期で提供して参ります!

本日のPRTIMESの PR記事3つを読んで Vol.3

本日取り上げるプレスリリースは以下の3つです。

 

・shizai、シリーズAラウンドで5億円を調達し累計調達額6.2億円に。「レガシー産業のDXとサステナブル社会実現の両輪」を目指すVisionを策定。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000077008.html

 

・自治体施策を活用し、企業の地方事業展開をサポートする株式会社FromTo、サイバーエージェント・キャピタルなどから6,000万円の資金調達実施

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000038375.html

 

・事業承継マッチングプラットフォーム relay(リレイ)、元ANA CIO 幸重 孝典氏がアドバイザーに就任

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000053134.html

 

こんにちは、ONE Xのしゅんです。連続投稿になりますが、PR TIMESの注目記事を取り上げていきます。まず初めのプレスリリースは、オリジナルパッケージ制作から倉庫選定・調達オペレーション支援まで、EC/D2C事業者のバックエンド全般を一気通貫でサポートするプロダクト「shizai」を運営する株式会社shizaiが行った資金調達についてです。この資金調達を元に採用活動やマーケティング活動、プロダクト開発等を加速させるとのことです。また、これと併せて、レガシー産業のDXやサステナブル社会の実現の両輪を目指すVisionを策定したとのことです。

 

次のプレスリリースは、自治体試作の実証実験に着目し、企業のサービスやプロダクトを地方をはじめとする日本全国への拡大の支援を行う「47pass(よんななパス)」というサービスを開発した株式会社FromToがサイバーエージェント・キャピタルを初めとするベンチャーキャピタルから資金調達を行ったことについてです。「47pass」は、地方への事業拡大を図る企業の、自治体施策の情報収集から申請までを実現できるプラットフォームとなっています。

 

最後のプレスリリースは、事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)を運営する株式会社ライトライトに、長崎空港ビルディング株式会社代表取締役社長で元 ANAのCIOを務めていた幸重孝典さんがアドバイザーとして就任したことについてです。就任の背景として、プラットフォーム運営は円滑なオペレーションの構築が重要となっており、業務プロセスやフローの改善及び新規構築のために、幸重さんの長年のANAの業務プロセスの改革を牽引した経験が期待されるとともに、これからの大きな社会課題に対する考え方の一致から就任に至ったとのことです。

 

この3つのプレスリリースを読んだ筆者の感想としては、まずshizaiの資金調達についてですが、レガシー産業のDXやサステナブル社会の実現を目指しているとのことで、包装資材をプラスチック素材から紙素材へ移行を進めており、こういった取り組みは一つ一つは小さいことですが、一企業がちゃんとやることで社会へのインパクトが出ると実感しました。

 

次の自治体と企業を繋ぎ事業展開をサポートする47passについてですが、実証実験のフィールドとして自治体と企業を繋ぐことでお互いがWIn-Winな関係になると考えました。コロナ禍により近年では兼業や副業として地域に人材を呼ぶというプラットフォームが増えたように感じますが、こういった権限を持った人同士を繋ぎ地域課題解決と事業拡大の両輪を回すビジネスモデルは実証実験の地域モデルの増加や企業と地域のコミュニティの深化にも繋がると考えました。

 

最後の事業承継マッチングプラットフォームのrelayについてですが、後継者不足という社会問題に立ち向かう点で興味が沸きました。こういった一方の件数が極端に多いというプラットフォームはもう一方をいかに集めるかが課題になってくると考えていますので、そこをどのように解決していくのかが非常に気になりました。

 

ライター:濱本舜也