こんにちは、ONE Xのりゅうです。今日は大田区役所さんと共同でスタートした「大田区SDGs副業」の話をさせていただきたいと思います。大田区が推進するサスティナブルな街づくりに向けた取り組みです。先日、ONE Xから下記のプレスリリースも打たせていただきました。ぜひ詳細覗いて行ってください。
まずは、本プロジェクトのきっかけや狙いについて語っていきますね。
Q.本プロジェクトに参画したきっかけは?
私は元々大田区民です。大田区は住み心地も良くて、地元のことが大好きでしたが、昨年の3月から発生したコロナショックの影響で、自宅近くのお気に入りの飲食店や住まいから半径50m以内の町工場などが廃業していく様子を目の当たりにし、強い危機感を覚えるようになりました。
「この家の周りの不を解決するために、私にできることはないか」
と考えるようになりました。まずやったことは大田区商店街・町工場の現場に連日足を運び、課題感を拾い上げることでした。後に、大田区役所の皆様へ課題&解決策仮説を提案する機会を得て、大田区役所の皆様と「大田区SDGs副業」の取り組みを共に作り上げ、推進することができるようになりました。
私自身、普段はサスティナビリティに関わる活動をしており、経済産業省ではグリーン成長若手ワーキンググループの委員などもしておりました。また、BRIDGEs by ONE JAPANというSDGsに関する大規模コミュニティの運営も行っております。これらの活動で得た知見を活かし、自らが住む大田区地域で「大田区SDGs副業人材」の皆様と共に、大田区の不を解決する取り組みを推進していきたいと考えています。
Q.本プロジェクトはどんな企画内容なの?
今回は、大田区の町工場と商店街をフィールドにした2つのプロジェクトの副業者募集を行う予定です。
詳細は「ふるさと兼業の町工場プロジェクト募集ページ」をご覧頂きたいですが、大田区町工場の連携で、取引先拡大の仕組みをデザインするプロジェクトを推進予定です。
大田区は世界からも認められるレベルの金属加工職人が集積している地域です。そんな大田区町工場もコロナの影響を受けて、取引先の縮小などで存続が難しいところもいくつか出てきてしまいました。今後は、有事が起きても持続可能な町工場にしていくために、想いを持った社長さんや羽田イノベーションシティの皆さまとともに、取引先を拡大していくための仕組みデザインを進めます。今回はデザイナー、ブランディング担当人材を中心に募集していきます。ぜひご興味ある方はリンクから応募をお願いします。
▼募集② 商店街プロジェクト
詳細は「ふるさと兼業の商店街プロジェクト募集ページ」をご覧頂きたいですが、大田区商店街の稼ぐ力を高めていくため、未活用資産を活用してPR/広告事業を立ち上げるプロジェクトをスタートします。
大田区の商店街も例に漏れず、コロナの影響をダイレクトに受けてしまい、廃業に追い込まれる事業者などが多くありました。今後は、大田区商店街が持続可能な場所になっていくために、未活用資産を活用した広告事業立ち上げのプロジェクトを始動します。商店街に関われる貴重な機会になると思いますので、ぜひリンクからご応募の程よろしくお願いいたします。
直近は、商店街存続のための取り組みを進めていき、次のステップとしてより環境負荷の低い商店街を作りあげていく取り組みも進めていく予定です。皆さんとともに短期的、そして長期的にも持続可能な町工場、商店街を築き上げていこうと思いますので、ご興味のある方はぜひご応募の程よろしくお願いいたします。
余談ではございますが、SDGsに考慮した取り組みを推進している企業や自治体は考慮していない企業や自治体に比べて長期的なパフォーマンスが高くなることがグローバルのいくつもの論文で証明されています。コロナの影響もあり、よりその傾向は強くなったとも言われています。国内では、長野県小布施町や塩尻市などがゼロカーボン、ゼロウエスト、グリーンディスティネーションに向けた取り組みを加速していますが、大田区のような大規模自治体でもこのような動きを更に加速していけると良いですね。都心からもサスティナブルな街づくり推進していきましょう!
一大田区民として、自分の身の回りのお店や工場が廃業していってしまうのは悲しいことです。皆さんもコロナという有事を通じて、企業や街のサスティナビリティについて考え直す機会になったのではないでしょうか。皆さんの街が少しでも明るくなれば、皆さん自身のくらしも明るくなっていきます。より良い街づくりに向けて、皆さんの力を貸してください。
大田区は大森地区、蒲田地区、田園調布地区などからなる自治体です。それぞれの地域で特色があり、複数の顔を持ち合わせた自治体といえます。過去からの歴史的な資産があり、風情のある山王地区、馬込地区、池上地区なども実は大田区に分類されます。今回の取り組みを通じて、私自身も大田区の色々な顔を知れる良い機会になりました。皆さんも大田区をより詳しく知っていただき、自分自身が関わる街を好きになりませんか。より想いを持った皆さんと出会えるのを楽しみにしています。