ONEX’s blog

全ての人がコトを興せる社会を作る。ONE Xでは共創によって、皆さんの一歩踏み出す支援を全力で進めていきます。事業開発、投資、就活に関する情報を不定期で提供して参ります!

PR TIMES & IDEAS FOR GOODの記事を読んで Vol.9

本日取り上げるプレスリリース及びニュースは以下の3つです。

 

・アート業界のDXを目指す、ギャラリーのためのクラウドサービス「ArtXCloud」を提供開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000102510.html

 

・ペット総合アプリ『Pet』、ペットと遊べる施設を紹介する「遊びSpot」チャンネルを新設
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000083628.html

 

・サンリオピューロランド初!リアルとバーチャルの世界が融合した新感覚エンターテイメント「Nakayoku Connect」7月15日(金)より上演決定

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000007643.html

 

こんにちは、ONE Xのしゅんです。今回もPR TIMESやIDEAS FOR GOODの注目記事を取り上げさせていただきます。まず初めのプレスリリースは、ギャラリーのためのクラウドサービス「ArtXCloud」の提供についてです。従来のギャラリーの課題として、ECとオフラインの在庫管理の連携やその他の管理システムの統合の遅れがありました。そのために、従来の個別の管理方法からクラウド管理への移行を提案するのがArtXということです。

 

次のプレスリリースは、ペット総合アプリ「Pet」の「遊びSpot」チャンネルの新設についてです。家やご近所だけでなくペットを連れてお出かけしたいという声から、ペット同伴可能なテーマパーク、レジャースポット、ホテルなど多種類の施設を紹介する「遊びSpot」チャンネルの新設が実現したとのことです。

 

最後のプレスリリースは、サンリオピューロランドのリアルとバーチャルの世界が融合した体験型ショー「Nakayoku Connect」の上演についてです。ピューロランド内だけでなくバーチャルでもショーを同時上演をするのはサンリオとしては初の試みです。

 

「Nakayoku Connect」の詳細はこちらです。(https://www.puroland.jp/nakayoku_connect/)

 

まず最初のプレスリリースについての筆者の所感です。ギャラリー運営はギャラリー毎に個別で独自の管理方法をとっていることが多いと考えていて、こういったクラウドシステムの提案はわざわざ管理システムの整備の開発にお金や時間をかけることに躊躇していた方にとっては朗報なのではないかと考えました。もちろん現代の様々なツールを使えば独自に用意することも可能ですが、そこに時間を割かずに一括管理できるという点も嬉しいポイントだと考えています。

 

次のプレスリリースについての筆者の所感です。ペット同伴でお出かけしたいという需要は近年増加傾向にあり、その需要に応えるようにそういった施設も増えています。また、そういった情報で検索条件を絞ることができる旅行サイトやホテル検索サービスも増えてきています。しかしながら、そういった媒体のターゲットは広く分散しているため、ペット同伴可希望のユーザーなら「ペット同伴可」という条件検索をさせるという負担をユーザー側にかけています。そのため、こういった「Pet」のようなメインターゲットを絞ったアプリでペット同伴可の施設が紹介されるチャンネルが新設される動きは、よりユーザー目線に立っていて優しいなと考えました。

 

最後のプレスリリースについての筆者の所感です。サンリオピューロランドのようなリアルのエンターテイメント施設がバーチャル世界に注目し同時上演を実施することに意外性を感じました。筆者はVRデバイスの普及やVtuber文化の浸透がVR文化の発展に貢献してきたと考えています。そしてここ数年でそういったVRを通したイベントやライブが多く開催されてきました。ただ、まだVtuber文化は世間一般に広く受け入れられた訳ではないと考えており、聞いたことはあるし見かけることはあるけど詳しくは知らない人も多いと考えています。イノベーター理論でいうところのキャズムは超えたかもしれないがレイトマジョリティつまり新しいものに対して消極的な層にはまだ浸透していない状態と考えています。しかしながら、リアルのエンターテインメント施設がこういったバーチャル世界を交えたショーをすることは、そのバーチャル世界の流れがエンターテイメント施設のマーケター担当がゴーサインを出すほどの段階まで来たとも解釈できますので、この市場はより一層拡大していくと考えています。

 

ライター:濱本舜也