ONEX’s blog

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NEO機関投資家ウォールストリートベッツって何者だ?!

こんにちは。ONE Xのりゅうです。今日は昨日、超話題になったロビンフッダーの過激派「ウォールストリートベッツ(r/wallstreetbets)」が市場を荒らしている現象についての私見を解説していきたいと思います。何のことか訳がわからない人も一部いらっしゃるかもしれないので、少し内容を解説しながら進めていきたいと思います。さぁ、いってみましょう!

 

ロビンフッドって何?

まず、ロビンフッドについて軽く触れます。ロビンフッドは現在、アメリカで大人気になっている「手数料無料」の投資アプリです。詳細はこちらの記事に書いていますので、記事内をご覧ください。 

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 このロビンフッドを利用する人たちをロビンフッダーと言います。彼らは大抵資産を気づいていないミレニアム世代の若者と言われています。過去はそこまで影響力があったわけではなかったのですが、利用者数が1000万人を超えて、段々と影響力を持つようになりました。彼らはReddit、Discordといったソーシャル型のコミュニケーションアプリを通じて情報交換を行っています。

 

◉ウォールストリートベッツって何者だ?!!

実は昨日、コミュニケーションアプリReddit内の「r/wallstreetbets」というチームがGameStop社(ティッカーシンボルGME)の株価をストップ高まで持って行ったのです。彼らは何をしたのかというと、下記を行ってきました。

 

時価総額が低く、出来高の少ない企業(ペニーストック)をターゲットに定める

ヘッジファンド等による空売り比率をチェック

空売り比率が多い企業を選定する

❹チームで一致団結して大量に買いを与えることで、ショートスクイズを誘発

*ショートスクイズとは大量の買いで売りをマーケット(市場)が売り持ち(ショートポジション)に傾いている時に、大きく買いを仕掛けることで、相場を高めに誘導すること。これは、ショート筋のポジションを損切らせようと買い上げる、短期のトレーディングスタイルを指し、意図的に買いをぶつけて、売り方を締め上げて収益を狙う手法。

 

「資金量が全く異なるため、機関投資家には逆らうべきではない」

 

こういった考え方が今までの通説でした。少ない資金量のロビンフッダーが市場に影響を与えるほどの力は持っていないというのがほとんどの人の考え方でした。今でもそのように考えている人は大量にいると思います。しかし、$GMEについてはショートスクイズを実現させてしまい、一時70%のストップ高まで行くことになりました。おそらくショートポジションを持っていた機関投資家は大量の資金を失うことになったはずです。ほぼ仕手筋級の動きです。

 

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皆さんもRedditアプリをダウンロードして、このコミュニティの会話を見ればわかるかと思いますが、正直言って狂ってます。笑 彼らと共に投資をするといつか大損してしまいそうなので、怖くて手を出すことはできません。しかし、市場のトレンドを理解する1つの材料として、このようなコミュニティの動きを観察していくことは大切だと思います。まぁかの有名なインフルエンサーのジム・クレイマーもGMEのような現状はみたことないと言っているので、この現象が如何に異常かはよくわかると思います。

 

 

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引用元:ヤフーファイナンスより

 

◉ソーシャルは世界を変えてきたのか?

これに似た現象は過去にもありました。政治ですね。バラク・オバマ大統領誕生の裏にはSNS戦略があったと言われています。これまでのアメリカ政治は政党支持団体が力を持っており、資金力と政治団体を通じた支持者層が最も重要でした。しかし、SNSが流行ったことで、オンライン上のコミュニティでの情報交換が活発に行われるようになり、そのコミュニティ自体が凄まじい影響力を持つようになりました。最近では、商品マーケティング領域でも似たような現象が起きていると思います。

 

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上記の図でも示しましたが、マーケティング領域では、オンラインサロン、YouTubeなど経由したマーケティング手法が広まり、利用顧客と共に商品をデザインする「コミュニティマーケティング」という手法が形になってきました。現在進行形で株式投資領域でもイノベーションが起こってきています。とりま名前がなかったので、ロビンフッダーショートスクイズ現象とでも言っておきましょうか。

 

ソーシャルネットワークによる地方自治イノベーション

今後は地方自治イノベーションも起こってくると思います。オンラインベースのコミュニケーションが一般的になってきたことで、

 

日本人でありながら、韓国人でもあり、中国人でもある

東京都民でありながら、塩尻市民でもあり、岡山市民でもある

 

のようにそれぞれの国や地域にちょっとずつ関わるという流れが出てくると思います。さらにバーチャル空間上での国(≒バーチャル国)のような現象も近いうちに起こってくると思っています。これからの時代は如何にこのバーチャル人口を作り上げられるかが大事になってくると思います。まぁこれはfacebook社がグループで56億人を確保しているので、圧倒的なのですが、もっと分散型のコミュニティが生まれていくと考えています。まず、私はONE Xの活動を通じて、地域の人口構造を再定義し、関係人口の拡大に寄与していきたいと考えています。詳細は下記記事をご覧ください。

 

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◉最後に

常に世の中は「盛者必衰」だと思います。

 

インターネットの本質=全ての領域のフラット化

 

と考えると、今後は既得権益領域だった政治・投資・地方自治などのフラット化がインターネットやソーシャルネットワークサービス(SNS)の勃興で加速していくと思います。それは、若者が政治・投資・自治などについて不満(ペイン)を持っているからですね。時代をどうみるかについてはいろんな考え方があるとは思いますが、チャレンジの機会は同等にあるべきだと思っています。全ての人にコトを起こせる機会を提供する。ONE Xを立ち上げた根源はここにありますが、世の中でそれを実現できるサービスを増やしていきたいと思います。ありがとうございました〜。

 

事業・投資に関するまとめ記事を下記に置いていますので、ぜひこちらもご覧頂けると嬉しいです〜。 

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