ONEX’s blog

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NVIDIAジェンスン・フアンの思考からAI革命を考えたみた

こんにちは。ONE Xのりゅうです。今日は昨夜のNIO DAYを通じて話題になったNVIDIA創業者&CEOのジェンスン・フアン氏の頭の中を私の思考で勝手に想像して、語っていきたいと思います。創業者の思考を想像するのって、面白いですね。未来をみているような気分になります。さて、今日も行ってみましょう!

 

NVIDIAのジェンスン・フアン氏は台湾系アメリカ人のようですね。アジア人のエースの一人ですね。昨年はソフトバンクグループの孫正義氏とARM社買収の件で超話題になりましたね。かなり話題になったニュースなので覚えている人も多いのではないでしょうか。彼の経歴を確認すると、サンマイクロテクノロジー社→AMD社でマイクロプロセッサの設計者として活躍していたようですね。そして30歳でNVIDIA社を起業。私より1歳若い。ベンチャーマインドが素晴らしいですね。負けてられない。

 

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彼の事業を大きく分けると

 

❶グラフィック革命(Unreal Engineなど)

❷データサーバー革命

❸モビリティ革命

❹医療革命

 

これら4つに分けられるかなと思います。TAM(≒NVIDIAの事業領域でマックス取れそうな市場規模)は❸のモビリティが最も大きい気がしています。さて、それぞれの市場機会について確認していきましょう。

 

❶グラフィック革命

この領域は皆さんもご存知の通りゲーム領域でかなり花開いていますね。EpicGames社が開発したUnreal Engineの処理速度向上にNVIDIAが貢献していると言われています。実際に2015年にNVIDIAとの提携が発表されてから、開発環境は超絶改善されました。この世界観を作ることができたのはNVIDIA社のおかげといっても過言ではないでしょう。ちなみに皆さん大好きファイナルファンタジーやFortniteもUnreal Engineを使用しているそうです。最近ではアーティストによるオンラインイベントでもUnreal Engineが活用されていました。

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世界一の音楽ダンスミュージックフェスティバルであるベルギーTomorrowlandはオンライン開催となりましたが、映像の作りなどを見る限りUnreal Engineを活用しているように見えました。エビデンスないですが、多分間違いないです。

 

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私の友人のいとう君がMOMENT TOKYOという会社を運営していて、そこでも日本のDJのオンラインライブをUnreal Engineを活用して行っていました。オンライン空間なので、なんでも設計していいところがマジですごいなぁと感じていましたね。

 

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エンターテイメント業界はNVIDIAによってさらに飛躍していくように感じます。最近ではオンライン展示会やライブコマース領域でもUnreal Engineを活用している事例が出てきているようです。中国では当たり前になってしまったライブコマースがようやく日本にも入ってきていて、Unreal Engineを活用した事例が増えてきているようですね。こんなのやってみたいなどご相談あればONE Xりゅうまでご連絡ください。笑

 

❷データサーバー革命

コロナ禍でオンラインサーバー需要が一層高まった2020年。NVIDIAGPUを積んだサーバーの需要は大幅に高まったようです。この需要だけをみてもNVIDIAの可能性を感じてしまいますね。今まではクラウドコンピューティング領域ばかりでしたが、よりレーテンシー(遅延)の少ない処理が必要な工場やIoT領域などではエッジコンピューティングの需要が高まっていると言われています。

 

釈迦に説法な内容かもしれませんが、この辺は少し丁寧に解説します。これまではPCやスマホなどのデバイス内での処理を最小にして、クラウド上(わからなければインターネット上と言い換えてみてください)で処理する手法が一般的でしたが、画像や映像など重たいデータを処理する必要が出てきた工場やホームセキュリティ、自動車などの領域では全部クラウド上にデータを上げているとデータ量が膨大になるし、レーテンシー(≒遅延)が半端ないということでエッジ(≒PCやスマホ、IoTデバイスなど)で処理することが多くなったわけです。そこでデータを圧縮して軽くしてから、クラウドに投げて処理する、もしくはエッジデバイス上で全ての処理を行ってしまうことも増えてきました。

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超簡略化した図ですが、ざっくり言うとこんな感じです。詳しい人からすると突っ込みどころあるかもしれないですが、ご容赦ください。エッジコンピューティングの領域はリアル空間の情報を素早く処理するために必須の技術になります。よくIoTとか言われますが、大抵は

 

ア:レーテンシー(≒遅延、そろそろいいか?笑)

イ:データ量を如何に圧縮するか

 

というのが課題になるので、この辺の技術が市場に求められるんですね。ここでNVIDIAGPUが活躍しまくる訳です。NVIDIAの高速演算処理技術は完全に世界一だと思っているので、他社もなかなか追いつけない状態だと思います。ARM社がスマホ業界で大躍進していて、NVIDIAの競合になりうるか?と思いましたが、NVIDIAが買収する旨を発表したので、名実ともに世界最強になった印象があります。

 

またクリプトカレンシー(=仮想通貨)のマイニング処理速度の向上にもNVIDIAの技術が役立っています。仮想通貨の進化はマイニング処理速度向上&コストの低減と共にあると思いますので、NVIDIAの活躍領域はこんなところでも発揮されているかと思います。

 

❸モビリティ革命

これが実際は大本命ですね。モビリティです。今現在、インテリジェントカーと呼ばれる高性能なコンピューターみたいな車は世の中に200〜300万台/年くらいしか 出回っていないかと思います。2019年時点の世界の販売台数が9,136万台/年ですので、世界の3%くらいしか実質インテリジェントカーになっていないと考えると、TAMは9000万台くらいの入れ替え市場があるので、とんでもない規模ですね。当然車両の単価はスマホの5〜10倍は少なくともありますから、今後の市場の広がりが想像できますね。

 

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NVIDIAのエッジデバイスで高速演算処理をしながら、車にフィードバックをかけて定期的に車両のOSやアプリケーションをアップデートしていく流れは王者テスラを中心に今後はさらに加速していくでしょう。上記の図でも示しましたが、Model Sは発売当初から自動運転車両になることを見越して車両設計を行っていました。日本メーカーにありがちな原価低減方式ではありえない車両設計です。これを行うことでソフトウェアアップデートを行う度に顧客体験がアップデートされる世界を築いてきたわけです。この演算処理を支えているのはNVIDIA社であることは言うまでもありません。

 

❹医療革命

NIVIDIAの活躍領域で最もポテンシャルのある領域の1つが遠隔医療だと思います。医療領域では、

 

ア:病気の発見

イ:分析→診断

ウ:治療

 

上記のステップを踏んで来たかと思いますが、アの領域では高解像度グラフィックによる画像診断精度向上、音などによる異常発見の実施などをエッジAIなどを活用して行えるようになってきました。イの領域では医師が見落としがちな範囲まで、異常を見つけ出すことが可能になってきました。特に癌の発見については画像処理AIの力が役立っていると言われています。胃癌発見率とか人が診断すると6割くらいの確率でしか見つけられなかったのが、9割以上の精度で見つけられるようになってきたと言われています。ウの領域では人の手が届かない領域について、ロボットなどを活用して遠隔治療する技術が開発されてきています。高速演算処理によって、今まで治療できなかった領域の外科手術もグローバルでは可能になってきているようです。この領域はこれからバイオのイノベーションも相まって更に進化するとみているので、今後も非常に楽しみにしています。

 

今日ジェンスン・フアン氏の頭の中を想像しながら、ブログ記事化してみました。CES2021でNVIDIAから新しい発表もあるようなので、プレゼンテーションが非常に楽しみです。また新たなAI革命の世界を見せてくれるのでしょうか。以上、ありがとうございました〜!よかったらスターをポチッと、そして読者登録もお願いしますね!

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