ONEX’s blog

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ROKUってどんな企業だ?!

こんばんは。ONE Xのりゅうです。今日はストリーミング再生のドングルを提供しているROKUについて取り上げていきたいと思います。CEOはアンソニー・ウッド氏ですね。彼はイングランド出身のアメリカ人でReplay TVの社長兼CEOだった様です。テレビ業界をデジタルトランスフォーメーションしたかったんですかね。ROKUのビジネスはケーブルテレビをディスラプト(=破壊)するビジネスと言われています。図に表してみるとこんな感じでしょうか。

 

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テレビ業界が牛耳っていたプラットフォームを

 

Cutting the Code

 

という概念でこれまでディスラプトしてきたと言えます。Netflix、Disney+などとは競合関係ではなく、協業パートナーですね。いわゆるリクルート社と同じようなリボンモデル(≒プラットフォームビジネス)です。ユーザーは一切お金を払わず、コンテンツを提供しているサービス企業が広告費を払うことで成り立っているビジネスです。Googleなんかも似た様なビジネスモデルですよね。ユーザーは検索エンジンに対してお金を払わないけど、企業の広告主が広告費を払うことで成り立つビジネスです。ケーブルテレビ時代は、カスタマイズされた広告は打つことができませんでしたが、インターネットに接続されたことで、それぞれの人にあった広告を表示することができるようになりました。ROKUはインターネット業界で起こってきたことをテレビ業界で実現したことになります。これで誰が破壊されるかというと月額75ドルを払わせていたケーブルテレビ業界なわけですが、コンテンツを提供するテレビ局はROKUのプラットフォームに乗ってきている様です。この流れが加速すると、ケーブルテレビは確実になくなってしまうでしょう。

 

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彼らのすごいところはアメリカだけではなく、イギリスやブラジルでも同じようなビジネスを展開しており、グローバル展開をしていってるところです。TAM(≒ROKUが獲得しうる最大の市場規模)はグローバルに広がっているので、ROKUのコンテンツが世界中で観れる日も近いかもしれませんね。日本に上陸するのも時間の問題でしょうか。

 

ちなみに、直近のユーザー数は5000万人だったそうです。ディズニープラスは1.2億人、Netflixは1.7億人なので、まだまだスケールするポテンシャルはあるでしょうね。ROKUのドングル自体は単価も激安、ROKUの機能がついているテレビもほぼ原価販売なので、顧客の導入ハードルはかなり低いと思います。広告ビジネスはユーザーが増えれば増えるほど広告単価を上げていけるビジネスなので、収益性はどんどん改善されると思います。てか、ROKUのデバイスを持っていて、ユーザーが離脱する理由がないですよね。ドングルをわざわざ外すか?って感じです。なので、プラットフォーマーとして不動の地位を築けると思いますね。もはや競合企業が発生しない域に達していると思います。

 

直近の株価とかが高いか安いかなんてわかりませんが、収益性はどんどん改善するので、私は長期で見守っていきたい立場です。投資は自己責任にて。GO ROKU!!!!

 

こちらに事業・投資まとめ記事も作っているので、興味ある記事もぜひ覗いてみてください!

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