こんばんは、ONE Xのりゅうです。ツイッターなどをみていると22卒の採用活動もかなり本格化し始めているみたいですね。そこで今日は、皆さんお馴染みのグループディスカッション(以下、GD)について少し解説していこうと思います。
一応、GDが初めての方のために、少しだけ概要を解説をしてから、選考通過のためのコツを書いていこうと思います。基本的にはGD関連書籍とかにも書かれている内容だと思うので、わかってる人は読み飛ばして頂けると!
まず、
「なぜGD選考があるのか」
から解説していきます。完結に言うと、
個別面談では見れないポイントがあるから。
ですね。実際の仕事では、プレゼンスキルだけではなく、チームでのコミュニケーションスキルやプロジェクト進行スキルを求められるシーンが多く、GDをすることでそのスキルの一部が観れるからでしょうね。てかGDの対策本とかにも書いてる内容ですね。笑
・プロジェクトマネジメント力
・論理的思考能力
・タイムマネジメント力
・クリエイティブ思考能力
・プレゼンテーション能力 などなど
短い時間でもある程度この辺の雰囲気(当然全てみれるわけではない)は見ることができます。企業人事はこのあたりをみているんだろうなと思ってGDに参加することをオススメします。では、GDはどのような流れで進むのでしょうか?ざっくり流れを解説していきますね。
❶企業からディスカッションテーマが与えられる
→これは、自社の課題に紐づくテーマを設定される場合が多いですね。企業分析をある程度している人が有利に応えられるものにしていることが多いですよね。他には最近の時事ネタとかもちょこちょこありますよね。相対的には企業課題系の方がテーマ設定として多い気がします。この辺は「GD テーマ」とかでググったらそれっぽいものが沢山出てくるので、参考にしてみてください。
❷メンバーの役割を決める
→ここではリーダー、タイムキーパー、書記、発表者を決めます。これはゲームみたいなものなので、皆さんが得意な役割を選んで進めればいいと思います。リーダーが選考通過しやすいという噂が流れていたりしますが、議論に積極的に参加できており、論理的な意見が言えていたら、どんな役割の人でも通るはずので、あまり気にしないことですね。逆にどんだけ役割を持っていても議論に積極的でなく、論点と異なる意見とか繰り出すと落ちる原因になってくるので注意しましょう。
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◉リーダー
リーダーはファーストペンギンであることが多いので注目されやすいです。リーダーをやることになったら、誰が何の役割をやるのか、メンバーの意見を汲み取りながら、意思決定をしていきましょう。その後の議論の中心はリーダーが取り仕切って進めていきましょう。
◉タイムキーパー
タイムキーパーははじめに、リーダーへ全体の議論スケジュール(いつまでアイディア出しをして、いつまでにまとめて、いつまでに発表準備をする)をサクッと決めてもらうように指示しましょう。結構大事な役割です。タイムキープできてないと議論が途中で終わることがあります。笑
◉書記
書記は議論の内容をまとめつつ、メンバーに内容を共有しながら、不足している部分がないかを確認していくことを心がけましょう。書記もなんだかんだ議論の進捗を見える化する役割なので重要です。最近はオンラインでのGDなので、画面共有しながら進めることが多いんですかね?!
◉発表者
最終的に議論の内容をまとめて、PREP(Point, Reason, Example, Point)で発表できるように準備をしておきましょう。発表者は最終アウトプットの質を決める感じになってくるので、重要な役割ですね。
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❸前提条件を決める(ターゲット、期間など)
→殆どの場合、企業から与えられるテーマはざっくりしており、前提条件を決めておかないと議論が進まないことが多いと思います。たまに前提条件もガチガチに決まってるやつもありますが、それは稀だと思います。なので、ターゲットや期間、地域など前提条件をある程度定めてから進めるようにしてください。❸が抜け落ちていて議論が前に進まないケースはマジで多いので注意です。
❹課題を特定する
→テーマには解くべき課題があります。まず、今回のテーマにおける課題は何なのかを特定します。課題はだいたいの場合、企業側から提供される資料で補えることもあれば、外部情報を知らないと課題特定できないこともあります。それはテーマによって異なるので、解くべき課題は何なのか、それを解くための材料は揃っているのかを早期に確認していきましょう。その際、リーダーはメンバーがそれぞれ話せる機会を作れるよう気配りをして進めましょう。
❺ソリューションを考える
→ソリューションはアイディアベースで考えていきましょう。具体的には、課題を特定してそれに紐づくソリューションを提示していきます。ソリューション案がたくさん出てきて収拾がつかなくなることもあるかもしれませんが、時間制限ありのディスカッションなので、なんとかして無理やりにでも結論を出すよう心掛けましょう。リーダーはメンバーの意見が出てきて、それをまとめられるようにマネジメントしていきます。書記は書き出しながら、内容をまとめていきます。タイムキーパーはスケジュール通りに進んでいなかったら発破をかけて、オンスケになるよう頑張ります。発表者は議論した内容を発表できるように準備します。そして発表者はPREPで発表します。まさにチームプレイですね。
ここまではGDの流れでした。さて、次はGDを進める上で心がけるポイントを伝えておきますね。下記3点です。
①その日のグループは仲間と思って取り組む
→GDはグループ全員が受かることもあれば落ちることもあると思います。てか、良い議論ができていると全員受かるという話はよく聞きます。なので、グループ内で仲良くなり、蹴落とし合うことのないように工夫する必要があります。蹴落とそうとする人もたまにいるので「みんなで受かろう」って素直に伝えて進めましょう!
②議論が良い方向に向かうよう全力で努める
→審査員はグループメンバーに気を遣いながら、メンバーの意見を引き出していけるよう進められているかどうかをよく見ています。
なので、
*発言が少ないメンバーのフォロー
*議論の方向性の軌道修正
*議論の流れの仕切り
これらのようなことを意識的に行うようにしていきましょう。議論が盛り上がり、どんどん前に進めば、そこのグループメンバーは全員受かると思いますので、そのようなマインドセットで取り組んでいきましょう。
③とにかく場数をこなす
→GDは慣れているとパフォーマンスを発揮しやすく、慣れていないとパフォーマンスを発揮しにくい選考試験の典型例だと思います。やればやるほど上手くなるので、GDは練習しまくりましょう。慣れてくると、役割、前提条件、タイスケ決めまでを1〜2分でできるようになります。そのくらいのスピード感でできるようになれば、GDのプロになれると思います。笑
以上、GDについて殴り書きでここまできてしまいましたが、ポイント、コツなどなんとなくわかってきましたでしょうか??GDは10回くらい練習すれば、ほぼみんな問題なく進められるようになると思います。外資コンサル系のGDはちょっとテーマ的に難しめのものが出てくるので、外資コンサル狙いの人は注意しましょう。フェルミ推定など地頭使う系のことが試されます。まぁこれも10〜20回くらいやれば特に問題なくできるようにはなると思うので、気負わず対策していきましょう。
最後に。③にも書きましたが、これは場数が命です。GDは努力さえすれば上手くなるので、対策しっかりしていきましょう。ぜひGDを選考通過して次の選考に進みましょうね。応援してます、頑張って!
こちらに就活まとめ記事も作っているので、興味ある記事もぜひ覗いてみてください!